15年地図10−ロ。下臼井が空港前1・2・3丁目に、上臼井が空港前4・5丁目と名前を変えたようですが、雀居と同じく両町名とも消えたわけでは
なく、福岡空港の敷地内に大字上臼井・下臼井が現存しています。
空港前2・3丁目と空港前4・5丁目は、下・上臼井のそれぞれ最東部ということになるのでしょう。下臼井の産神 老松神社(空港前3丁目17)と上
臼井の産神 寳満神社(空港前4丁目13)は同じ山(丘)の同じ斜面にあり、隣り合っているといってもいいほどの距離間です。 15年地図を始めとす
る空港建設前の地図では、上臼井の寶満神社は現在地で確認できますが、下臼井の老松神社は掲載されていません。
しかし鳥居の銘などを見ると空港建設による移設ではなく、元々ここに鎮座されていたような感じ(ただし、福岡西方沖地震の被害を受けたようで、
全体的に新しい)ですから、本村が東の丘沿いにあり、現在の空港内は 15年地図で見ると、田屋(筑前國續風土記拾遺には下臼井村の民居と記
載)と菰田(同じく拾遺には青木村の民居と記載)の町が見えますが、その他にはほぼ民家はなく田畑だったのでしょう。
上臼井に当たる博多区空港前4・5丁目及び青木からは、今のところ九電バッジを見つけられていません。
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