この稿は2005/06/13に全面的に書き換えています。
多久村(福岡領)と神在村(中津領)の村境石です。村境石と言っても両村は領境でしたので、実質は領境石になります。
神在側の文字は「従」「神」の石と「從」「~」の石が混在しており筆跡もそれぞれ違います。多久側はbVのみが「従」でその他6基は「從」なのですが、何故bVのみが「従」なのかはよく分かりません。石の上に付いている「+」は彫りの浅さからいっても後の時代の
ものなのかも知れません。
当初、ここには10基以上の石があるのではという情報でしたが、bPに「此石ヨリ七番石迄」の文字がありますので、これ(7基)で全部と判断しました。
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